2019年10月18日

2019年 第41週(10月7日~10月13日)

定点把握感染症

~インフルエンザ ~
定点あたり患者数は、今週 0.26 人(先週 0.14 人)と増加しました。
地域的には、芦屋及び加古川保健所管内で、流行開始の目安となる定点あたり患者数が 1 人以上となっています。
直近 5 週間の患者 269人の年齢分布では、5~9 歳が 96 人、0~4 歳が 56人、10~14 歳が 51 人の順で多く、15 歳未満が 75%を占めています。
臨時休業の施設別発生状況では、今週、小学校から学年閉鎖が 1 件及び学級閉鎖が 2 件の報告がありました。
当研究所では今シーズン、県内の患者からAH1pdm09 1 件、AH3 亜型(A 香港型)3 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。


全数把握感染症(すべての医療機関から報告を求める感染症です)

~伝染性紅斑 ~
定点あたり患者数は今週 0.88 人(先週 1.12 人)と減少しました。地域的には、県内 17 保健所管内中、姫路市、赤穂及び豊岡管内、定点あたり患者数が警報レベル開始基準値である 2 人以上となっています。
直近の5週間に県内の定点医療機関から報告された患者 600 人の年齢分布では、3 歳 17%、5 歳が 16%、4 歳 15%の順で、2~7 歳が全体の 81%を占めています。
この疾病はリンゴ病とも呼ばれ、幼児・学童に多い疾病ですが、妊婦が感染すると、流・死産の原因となることがあります。流行時期には人ごみを避け、手洗いの励行に努めてください。

~腸管出血性大腸菌感染症~
今週 5 人の報告があり、今年の累積患者数は 115人となりました。
性別分布は、男性 52 人、女性 63人、年齢分布は、10 歳未満が 32 人、10 歳代が 23人、20 歳代が 22 人の順に多くなっています。
O 血清群別は、O157 が 70 人、 O145 が 15 人、O26 が 10 人の順となり、感染経路として、肉の喫食が 34 人から報告されています。
肉・レバーなどの食品はよく加熱し、生食は控える、箸を使い分ける、普段から手洗いを励行するなどの感染予防が大切です。
溶血性尿毒症症候群(HUS)等の重篤な合併症を発症しやすい小児・高齢者は特に注意が必要です。

~日本紅斑熱~
今週 3 人の報告があり、今年の累積患者数は 16 人と過去 5 年間で最も多くなっています。地域的には、神戸市が 6 人、洲本保健所管内が 5 人、加古川保健所管内が 3 人の順となっています。
性別では、男性 7 人、女性 9 人、年齢階級別では、70 歳代が 8 人、40 歳代が 3 人、80 歳代が 2 人の順で多くなっています。
紅斑熱リケッチアを保有するダニの刺咬により感染するため、ダニが繁殖する春や秋のハイキングや山作業には忌避剤を使用し、入浴や着替えによって、ダニの付着を防ぎます。また、山野へ入った 2~8 日後に発熱や発疹が出た時は、受診時にその時の行動地域を伝えることが重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2019年10月18日更新)