2018年07月27日
2018年 第29週(7月16日~7月22日)
定点把握感染症
~ヘルパンギーナ ~
定点あたり患者数は今週 1.80 人(先週 1.64 人)と増加しました。
地域的には、洲本保健所管内で、定点あたり患者数が警報レベル開始基準値である 6 人となっています。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 659 人の年齢分布では、1 歳 28%、2 歳 20%、3 歳 14%の順で、0~4 歳が全体の 85%を占めています。
ヘルパンギーナはエンテロウイルスを原因とする夏型の感染症で、流行し始めると乳幼児の間で急速に患者数が増加する傾向があります。特異的な予防方法はありませんが、患者との濃厚接触を避けること、手洗いの励行、おしめ等の洗濯物の日光消毒などがあげられます。
全数把握感染症
~レジオネラ症~
今週 6 人の報告があり、今年の累積患者数は 42 人となりました。
性別分布は、男性 32 人、女性 10 人、年齢分布は70 歳代 15 人、60 歳代 11 人、80 歳代 9 人の順で多く、60 歳以上が全体の 83%を占めています。
病型別では、42 人すべて肺炎型で、推定感染地域は兵庫県内が 33 人、その他国内が 4 人、国外が 3 人、不明が 2 人となっています。
感染原因として、温泉の利用など水系感染が 12 人から報告されています。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2018年7月26日更新)