2018年03月16日

2018年 第10週(3月5日~3月11日)

定点把握感染症
定点あたり患者数は今週 10.71 人(先週 15.96 人)と減少し、警報レベル終息基準値である 10 人が目前となりました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋、宝塚、明石及び洲本の 7 保健所管内で、定点あたり患者数が 10 人未満となっています。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 24,343 人の年齢分布では、5~9 歳 32%、0~4歳 19%、10~14 歳 17%の順で、15 歳未満が全体の 68%を占めています。
インフルエンザの入院患者を対象とするサーベイランスでは、今週 32 人(先週 44 人)の報告がありました。
今シーズンの累計は 1,014 人となり、うち 140 人が集中治療室、人工呼吸器、頭部 CT 検査等を利用しています。
患者の年齢分布は 80 歳以上 29%、1~9 歳 24%、70 歳代 14%の順で多くなっています。
学校等の臨時休業発生状況では、今週 62 件(先週 117 件)の報告がありました。
内訳は学年閉鎖 10 件、学級閉鎖 52 件、施設別では幼稚園 16 件、小学校 39 件、中学校 6 件、その他 1 件で、県内全域から報告されています。
今シーズンの臨時休業の累計は 3,493 件で、昨シーズン同時期までの累計 1,785 件の約 2 倍となっています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2018年年3月15日更新)