2019年05月08日

2019年 第17週(4月22日~4月28日)

 定点把握感染症

~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は今週 1.94 人(先週 1.70 人)と 増加しました。
地域的には、芦屋、龍野、赤穂、丹波 洲本の 5 保健所管内を除く、12 保健所管内で定点あ たり患者数が 1 人以上となっています。
 臨時休業の施設別発生状況では、今週、学級閉鎖の 報告が 24 件ありました。
施設別では、幼稚園 2 件、 小学校 13 件、中学校 7 件、高等学校 2 件で、神戸市、 尼崎市、姫路市、西宮市、明石市、芦屋、伊丹、宝塚、 加古川、加東、豊岡及び洲本保健所管内から報告され ています。
 当研究所で、直近 5 週間に県内の患者から検出した インフルエンザウイルスの型別は、AH1pdm09 1 件、 AH3 亜型(A 香港型)5 件、B 型(Victoria 系統)8 件となっています。

~百日咳~
 今週、19 人の報告があり、今年の累積患者数は 228 人となりました。
性別分布は、男性 97 人、女性 131 人、年齢分布は 5~9 歳が 38%、10~14 歳が 27%、 0 歳 7%の順で多く、成人も 20%を占めています。
 推定感染経路として家族内感染が 54 人から、学校 での流行が 27 人から報告されています。
 長期間続く咳が特徴ですが、ワクチン未接種の乳幼 児が感染すると、嘔吐や無呼吸を伴い、重篤化しやす いので注意が必要です。
また、乳児期にワクチン接種 を受けていても、終生免疫は得られないので、成長後 に感染することがあります。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2019年5月8日更新)