2018年07月20日

2018年 第28週(7月9日~7月15日)

定点把握感染症

~ヘルパンギーナ ~
定点あたり患者数は今週 1.63 人(先週 0.88 人)と 増加しました。
地域的には、福崎保健所管内で、定点 あたり患者数が警報レベル開始基準値である 6 人と なっています。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告され た患者 452 人の年齢分布では、1歳27%、2歳21%、 3歳14%の順で、 0~4歳が全体の85%を占めています。
ヘルパンギーナはエンテロウイルスを原因とする 夏型の感染症で、流行し始めると乳幼児の間で急速に 患者数が増加する傾向があります。
特異的な予防方法 はありませんが、患者との濃厚接触を避けること、手 洗いの励行、おしめ等の洗濯物の日光消毒などがあげ られます。


全数把握感染症

~梅毒~
今週 6 人の報告があり、今年の累積患者数は 135 人となりました。
昨年同時期の患者数 110 人を上回 って増加を続けています。
性別では、男性 99 人、女性 36 人、年齢階級別で は、男女とも 20~30 歳代が多く、全体の 60%を占め ています。
病型別では、早期顕症梅毒のⅠ期が 61 人、Ⅱ期が 39 人、晩期顕症梅毒が 7 人、無症状病原体保有者が 28 人となっています。
感染原因は、性的接触 122 人(異性間 98 人、同性 間 6 人、不明 18 人)、原因不明 13 人で、推定感染地 域は国内が 124 人、国外が 3 人、不明が 8 人でした。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2018年7月19日更新)