2018年11月16日
2018年 第45週(11月5日~11月11日)
定点把握感染症
~インフルエンザ ~
定点あたり患者数は、今週 0.20 人(先週 0.07 人)と増加しました。
地域的には、神戸市、明石市、豊岡保健所管内で、定点あたり患者数が 0.4 人以上となっています。
今週の患者 40 人の年齢分布では、5~9歳 12 人、10~14 歳 8 人の順で多くなっています。
学校等の臨時休業発生状況では、今週、小学校から学年閉鎖 1 件、学級閉鎖 1 件の報告がありました。
当研究所では今シーズン、県内の患者からAH1pdm09 1件、AH3亜型(A 香港型)3件のインフルエンザウイルスを検出しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。
全数把握感染症
~百日咳~
今週 12 人の報告があり、今年の累積患者数は 439人となりました。
性別分布は、男性 200 人、女性 239 人、年齢分布は 5~9 歳が 32%、10~14 歳が 22%、0 歳 9%の順で多く、成人も 28%を占めています。
推定感染経路として家族内感染が 120 人から、学校での流行が 67 人から報告されています。
長期間続く咳が特徴ですが、ワクチン未接種の乳幼児が感染すると、嘔吐や無呼吸を伴い、重篤化しやすいので注意が必要です。また、乳児期にワクチン接種を受けていても、終生免疫は得られないので、成長後に感染することがあります。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2018年11月15日更新)