2019年06月28日


腸管出血性大腸菌感染症O157等に注意しましょう。


腸管出血性大腸菌とは


大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在します。ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、人に下痢などを起こすものがあり、病原大腸菌と呼ばれています。
その中には、ベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。代表的なO157の他にO26やO111等が知られています。感染力が強く非常に少ない菌数で感染します。


感染経路と症状


菌に汚染された飲食物を食べる、感染者の糞便を触った手等を経由して汚染されたものを口にすることで感染します。潜伏期間は、2~14日です。
主な症状は、激しい腹痛と水様性の下痢、血便(鮮血便)です。発熱、吐き気、嘔吐等を併発する場合もあります。症状のある人は、速やかに医師の診察を受けましょう。


予防のポイント


★☆★生肉は要注意!★☆★

子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は、たとえ法律の基準に合った生食用食肉(ユッケ、タタキ等)であっても、食べないようにしましょう。また、生食用の牛レバーは、法律で販売・提供が禁止されていますので、レバーはしっかり加熱して食べましょう。
●食品は内部まで十分に加熱して食べましょう。(中心温度が75℃、1分以上)
●焼肉、バーベキュー、すき焼きの時、生肉を触る箸と食事用の箸は別にしましょう。
●調理前後、食事前、用便後は必ず石けんで手をよく洗いましょう。
●タオルの共用はやめましょう。
●まな板・包丁などの調理器具は必ずよく洗い、塩素系消毒剤などで消毒しましょう。
●赤ちゃんに下痢が見られるときは、オムツを替えた後、沐浴した後など、こまめに石けんで、手を洗うようにしましょう。


問い合わせ先


赤穂健康福祉事務所(赤穂保健所)
電話番号:0791-43-2321(休日・夜間:0791-43-2321)
一般的なご質問等は、平日(日中)に連絡ください。
休日・夜間に食中毒(疑い)の発生がある場合は休日・夜間連絡先に連絡ください。