2020年03月13日

2020年第10週(3月2日~3月8日)

定点把握感染症

 ~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は今週 5.29 人(先週 6.77 人)と減少しました。
地域的には、県下 17 保健所管内中、芦屋、伊丹の 2 保健所管内で、注意報レベル(定点あたり患者数 10 人以上)が継続しており、しばらくは注意が必要です。
 直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 8,054 人の年齢分布では、5~9 歳 45%、10~14 歳 25%、0~4 歳 15%の順で、15 歳未満が全体の85%を占めています。
 インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。


全数把握感染症

 ~新型コロナウイルス感染症~
 今週、11 人の報告があり、今年の累積患者数は 12人となりました。
地域的には、西宮市から 4 人、神戸市、姫路市、伊丹保健所管内から各 2 人、宝塚及び福崎保健所管内から各 1 人が報告されています。
 性別分布は、男女 6 人ずつで、年齢分布は 40 歳代 7 人、50 歳代 3 人、80 歳代 2 人となっています。
 推定感染経路として大阪市内のライブハウスの利用が 7 人から報告されています。
 発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
状態が変化した場合には、速やかに、帰国者・接触者相談センターに連絡してください。

〈お知らせ〉
兵庫県内でも、新型コロナウイルス感染症の患者が増加しています。
手洗いや咳エチケットを徹底し、発熱等の風邪症状がみられる場合は、外出を自粛してください。
兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホ-ムペ-ジ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県疾病対策課の情報にリンクしています。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年3月12日更新)