2020年04月24日

2020年第16週(4月13日~4月19日)

〈お知らせ〉
兵庫県内でも、新型コロナウイルス感染症の患者が増加しています。
手洗いや咳エチケットを徹底し、発熱等の風邪症状がみられる場合は、外出を自粛してください。
兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホ-ムペ-ジ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県疾病対策課の情報にリンクしています。


全数把握感染症

 ~新型コロナウイルス感染症~
 今週 133 人(先週 171 人)の報告があり、今年の累積患者数は 515 人となりました。
地域的には、神戸市 187 人、伊丹保健所管内 88 人、西宮市 51 人、宝塚保健所管内 47 人、尼崎市及び姫路市 34 人、加古川保健 所管内 28 人、芦屋保健所管内 23 人、加東保健所管内 10 人、明石市 8 人の順で多くなっています。
 性別分布は男性 300 人、女性 215 人で、年齢分布は 40 歳代 100 人、50 歳代 98 人、20 歳代 75 人、30 歳 代 62 人、60 歳代 57 人、70 歳代 48 人、80 歳以上 46 人、10 歳代 23 人、10 歳未満 6 人の順となっています。
 感染者のうち、無症状病原体保有者は 55 人、患者は 456 人で、うち重篤な肺炎は 27 人から報告されています。
また、疑似症患者が 1 人、死亡者が 20 人となっています。
 推定感染経路として、院内感染の事例が報告されている他、調査中の事例が増加しています。
 当研究所では、2 月 1 日~4 月 19 日に、新型コロナウイルス感染症疑いで採取された 2,327 人の鼻咽頭ぬぐい液又は喀痰の検査を行い、228 人から新型コロナウイルスの遺伝子を検出しました。
また、陽性者 62 人 について、回復後のウイルス遺伝子陰性を確認しました。
 この感染症は、発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
状態が変化した場合には、速やかに、帰国者・接触者相談センターに連絡してください。

定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

 ~A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年4月23日更新)