2020年第2週~インフルエンザ、侵襲性肺炎球菌感染症~

2020年 第2週(1月6日~1月12日)

定点把握感染症

~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は今週 19.25 人(先週 8.22 人)と増加しました。
地域的には、県下 17 保健所管内中、姫 路市、龍野及び朝来保健所管内で警報レベル開始基準値(定点あたり患者数 30 人)を超え、西宮市及び丹波保健所管内を除く 15 保健所管内で注意報レベル基準値(定点あたり患者数 10 人)以上となっています。
 直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 15,193 人の年齢分布では、5~9 歳 31%、0~4 歳 20%、10~14 歳 18%の順で、15 歳未満が全体の 68%を占めています。
 インフルエンザの入院患者を対象とするサーベイランスでは、今週 105 人(先週 84 人)の報告がありました。
今シーズンの累計は 340 人となり、うち 49 人が集中治療室、人工呼吸器、頭部 CT 検査等を利用しています。
患者の年齢分布は 1~9 歳 41%、80 歳以上 16%、70 歳代 13%の順で多くなっています。
 臨時休業の施設別発生状況では、今週 7 件(先週なし)の報告がありました。
内訳は休校 1 件、学年閉鎖 1 件、学級閉鎖 5 件で、施設別では、小学校 6 件、中学校 1 件で、神戸市、宝塚、加古川、豊岡、洲本保健所管内から報告されています。
このほか、集団発生の状況では、県内の社会福祉施設から今週 13 件(先週 2 件) の報告がありました。
また、インフルエンザ A 型による急性脳炎の報告が今週 2 件(先週 1 件)ありました。
 当研究所では今シーズン、県内の患者から AH1pdm09 73 件、AH3 亜型(A 香港型)3 件、B 型(Victoria 系統)1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
 インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着 用、咳エチケット、早めの受診が重要です。


全数把握感染症(すべての医療機関から報告を求める感染症です)

~侵襲性肺炎球菌感染症 ~
 今週 5 人の報告があり、今年の累積患者数は 7 人と なっています。
 性別分布は、男性 7 人、女性 0 人、年齢分布は 0~9 歳代、60 歳代、70 歳代が各 2 人、80 歳代 1 人となっています。
 この疾病は、冬から初夏にかけて、患者数が増加する傾向があります。
鼻やのどに常在する肺炎球菌が、 血液や髄液に移行して、敗血症や髄膜炎を起こすこと が知られており、重症化しやすい小児及び高齢者を対象として、定期予防接種が行われています。
 今年の患者のうち、ワクチン接種歴有りが 3 人、接 種歴無しが 1 人、不明が 3 人となっています。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年1月17日更新)

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