2020年05月15日

2020年第19週(5月4日~5月10日)

〈お知らせ〉
兵庫県内でも、新型コロナウイルス感染症の患者が増加しています。
手洗いや咳エチケットを徹底し、発熱等の風邪症状がみられる場合は、外出を自粛してください。
兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホ-ムペ-ジ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県疾病対策課の情報にリンクしています。


全数把握感染症

 ~新型コロナウイルス感染症~
 今週 26 人(先週 40 人)の報告があり、今年の累積患者数は 694 人となりました。
地域的には、神戸市 278 人、伊丹保健所管内 102 人、西宮市 66 人、宝塚保健所管内 56 人、尼崎市 43 人、加古川保健所管内 41 人、 姫路市 39 人、芦屋保健所管内 26 人、明石市 21 人、加東及び洲本保健所管内 10 人の順で多くなっています。
 性別分布は男性 392 人、女性 302 人で、年齢分布は 50 歳代 130 人、40 歳代 119 人、20 歳代 107 人、30 歳代 90 人、60 歳代 73 人、70 歳代 71 人、80 歳以上 63 人、10 歳代 28 人、10 歳未満 13 人の順となっています。
 感染者のうち、無症状病原体保有者は 67 人、患者は 622 人で、うち重篤な肺炎は 39 人から報告されています。
また、疑似症患者が 2 人、死亡者が 34 人となっています。
 推定感染経路として、院内感染の事例が報告されている他、調査中の事例が多くなっています。
 当研究所では、2 月 1 日~5 月 10 日に、新型コロナウイルス感染症疑いで採取された 3,471 人の鼻咽頭ぬぐい液又は喀痰の検査を行い、278 人から新型コロナウイルスの遺伝子を検出しました。
また、陽性者 174 人 について、回復後のウイルス遺伝子陰性を確認しました。
 この感染症は、発熱や咳が初期症状ですが、安静と療養に努め、肺炎などの重症化を防ぐことが重要です。
状態が変化した場合には、速やかに、帰国者・接触者相談センターに連絡してください。

定点把握感染症

 ~感染性胃腸炎~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

 ~A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年5月14日更新)