2019年第52週~インフルエンザ、侵襲性肺炎球菌感染症~

2019年 第52週(12月23日~12月29日)

定点把握感染症

~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は今週 22.52 人(先週 16.27 人)と増加しました。
地域的には、県下 17 保健所管内中、 姫路市、加古川、福崎及び朝来保健所管内で警報レベル開始基準値(定点あたり患者数 30 人)を超え、丹波 保健所管内を除くすべての保健所管内で注意報レベル基準値を超えています。
 直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 11,310 人の年齢分布では、5~9 歳 37%、10~14 歳 21%、0~4 歳 19%の順で、15 歳未満が全体の 78%を占めています。
 インフルエンザの入院患者を対象とするサーベイランスでは、今週 48 人(先週 41 人)の報告がありました。
今シーズンの累計は 151 人となり、うち 21 人が集中治療室、人工呼吸器、頭部 CT 検査等を利用しています。
患者の年齢分布は 1~9 歳 72 人、80 歳以上 19 人、70~79 歳 17 人の順で多くなっています。
 臨時休業の施設別発生状況では、今週 86 件(先週 179 件)の報告がありました。
内訳は休校 1 件、学年閉 鎖 9 件、学級閉鎖 76 件で、施設別では、幼稚園 3 件、小学校 73 件、中学校 9 件、高等学校 1 件で、加古川、 福崎、龍野を除くすべての保健所管内から報告されています。
このほか、県内の社会福祉施設から今週 14 件 (先週 7 件)の集団発生の報告がありました。
 当研究所では今シーズン、県内の患者から AH1pdm09 56 件、AH3 亜型(A 香港型)3 件、B 型(Victoria 系統)1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
 インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着 用、咳エチケット、早めの受診が重要です。



全数把握感染症(すべての医療機関から報告を求める感染症です)

~侵襲性肺炎球菌感染症 ~
 今週 5 人の報告があり、今年の累積患者数は 188 人となっています。
 性別分布は、男性 110 人、女性 78 人、年齢分布は 80 歳代 24%、70 歳代 22%、0~9 歳代が 20%の順で 多くなっています。
 この疾病は、冬から初夏にかけて、患者数が増加す る傾向があります。
鼻やのどに常在する肺炎球菌が、 血液や髄液に移行して、敗血症や髄膜炎を起こすこと が知られており、重症化しやすい小児及び高齢者を対象として、定期予防接種が行われています。
 今年の患者のうち、ワクチン接種歴有りが 56 人、 接種歴無しが 64 人、不明が 68 人となっています。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年1月9日更新)

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